3652

 

3652: 伊坂幸太郎エッセイ集 (新潮文庫)

3652: 伊坂幸太郎エッセイ集 (新潮文庫)

 

 答えが出ないものは、小説にするべきなんだ

とか

僕はまず、自分の仕事のことを考えた。小説も同じではないか、と。僕の書いているフィクションには、「こうやって生きなさい」というようなメッセージはない。「○○を伝えたくて書きました」と言い切れるテーマもない。ただ、そうは言っても、「暇つぶしに読んで、はい、おしまい」では寂しい。そういうものではありませんように、と祈るような気持ちも実はある。漠然とした隕石のようなものが読者に落ちてほしい、いつだって願っている。

とかそういうスタンスの小説が好きなのかもしれない。

というところで、ふと、昔、読書感想文が苦手だったことを思い出しました。

 

なんで苦手だったかと言うと、「○○ということを伝えたいんじゃないか」とか「○○ということを学びました」とか、そういう成果を求められているような気になるからだったんじゃないかと。

 

本を読んだ後に残るものはそんなはっきりした学習成果じゃなくて、ぼんやりとした曖昧な印象なんじゃないかと思います。でもそれを日本語の使い方も確立してないような小さい頃に言語化するのって結構難易度が高いんじゃないでしょうか。