有川浩さん

有川浩さんのブログより転載します。


被災地含め、地方を応援するためにも本は買おう。
というかそもそもこの人の本は好きだから買うんだけど。


何かの目的(ex. 地方応援)があって
そこ(ex. 地方)に自然にお金が流れていくような
色んなシステムをもっともっと考えれば良いんですね。

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「それぞれにできること 」


3/25に発売される『県庁おもてなし課』ですが、単行本で発生する
すべての印税を東北地方太平洋沖地震被災地に寄付することになりました。
角川書店と手続き委細相談中。


県庁おもてなし課』は地方を応援したいという気持ちで書いた作品です。
地方応援を謳った物語がここで身銭を切らなきゃ嘘だろう。



それぞれ自分ができることを。
私にできることはこれでした、というだけのお話です。
私がこういう決断をできるのは、今まで応援してくれた読者さんがあってのことです。
有川浩の決断を助けたのは自分だ、と思ってくださればと思います。


県庁おもてなし課』を読むときに、
「この一冊分の印税は被災地に届いてるんだ」
と思っていただければと思います。
そしてこんな状況だからこそ、心置きなく物語を楽しんでいただければと思います。
当面、重版かかったらその分も全部寄付に突っ込みますので、書店さんにおかれましても
「自分が売った分だけ寄付が増えるんだ」と思っていただければと。


こういう状況になると、普通に生活していることに罪悪感を感じてしまうように
なりますが、よその地域は元気でいないと、被災地を助けることもできません。
辛いニュースに打ちひしがれても被災地のためには何にもならない。
よその地域が悲観したら、現地の人はもっと不安になってしまいます。


よその人たちは元気に社会と経済を回すのが一番身近な被災地支援だと思います。
本でいうなら小説を買うとき、漫画を買うとき、雑誌を買うとき、
この一冊分、経済を回すんだと思っていただけたらと思います。
音楽も映画もお芝居もお洋服も食べ物も然り。
そして経済を回した分だけ、手に入れたものを楽しんでください。
表現者の一人として、私も楽しんでいただけるものを届けるように頑張ります。


元気に生活しながら、自分にできることを。
長丁場になるので無理はしない。落ち込まない。悲観しない。