ようやく完

見えがくれする都市―江戸から東京へ (SD選書)

見えがくれする都市―江戸から東京へ (SD選書)

【微地形を縦糸として日本的な都市空間の特徴を見る】

  • まず場所に対して細心の注意を払う
  • 江戸の街づくりは基本的に庭づくり
  • 都市のなかの自然の在り方が特徴的

借景として周囲の山を取り込むように山や丘は町割りの基準点として活用された。そのため構成上の特色としては多焦点であり、それらは外縁にあり、しかも既存の自然物であった。

山は単に基準点としての目印にとどまらず、神体山として信仰の対象でもあった。従って丘の高みに寺社が建ち、谷あいの低地に町がつくられる構成が一般的であった。

東京のなりたちを追うために江戸の切絵図を見てみると、描かれている地域の広がりはまちまちであり、図ごとにその寸法も異なっているのに気づく。これは「地形的なまとまりと町の性格を反映した地域的な同質性にもとづき、それを折り畳みやすい方形の紙一枚におさめるという操作を施して意図的に作られたものである」ことによっている。

へー。
今となっては当たり前のことばっかりですが
1980年代にはすごく革新的だったんだろうなぁ。


江戸と江戸城 (1966年) (SD選書〈第4〉)

江戸と江戸城 (1966年) (SD選書〈第4〉)

建築の七つの力

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東京の「地霊(ゲニウス・ロキ)」 (文春文庫)

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