再開

土木デザイン論―新たな風景の創出をめざして

土木デザイン論―新たな風景の創出をめざして

なんか小難しい。教科書って感じ。

  • 街路段面構成の決め方

1919(大正8年)年の道路法制定に伴い、街路構造令では上級街路では片側歩道幅は総幅員の六分の一以上と決められた。プロポーションにすると、最低でも一対四とされたわけで、総幅員二十間の街路の場合は三・三間以上の歩道となる。(中略)戦前は歩道幅と車道幅の比が断面決定の基本となっていたのである。


交通工学の発達とともに、より「合理的」「理論的」に幅員を決定すべし、ということになって1955(昭和30年)年に道路構造令が改定され、人間1人が通行できる幅として0.75mという数値が決められた。断面構成はプロポーションではなく、数値の積み上げにより決定されることになったのである。


このような考え方により戦後の街路は車輛交通優先の、いちじるしく歩道幅の狭いものとなった。(中略)沿道の土地利用の相違を考慮していた、都市空間としての街路という概念を抹殺したわけである。都市設計の視点を失った、設計論的には退歩であったと考えざるを得ない。

建築家は住宅で何を考えているのか (PHP新書 545)

建築家は住宅で何を考えているのか (PHP新書 545)

後輩が貸してくれた。