都市と日本人

都市と日本人―「カミサマ」を旅する― (岩波新書)

都市と日本人―「カミサマ」を旅する― (岩波新書)

日本の都市現象や文化・歴史を、全部「カミサマ」との関係で説明しようとしてる本。
本の紹介を受けたように、この著者はだいぶと面白い人なんだなぁと思った。
なんで題名が「カミサマと日本人」じゃないんだろう…

西洋の都市は公園が多いが、日本の都市には公園が少ない。かわりに鎮守の森がある。これは西洋の都市にはない。教会に緑がないからである。西洋の都市を範とする日本の都市計画関係者は、したがって鎮守の森には目もくれない。

都市の中の「城」から、都市の廻りの主だった山を見る視点をその都市の「山見の聖軸」とし、その保全を提案したい。~~~例えば、長野県松本市では、城の廻りの建物の高さを15~20m以下に規制する高度地区を設定して、北アルプスの山々の眺望を保存している。~~
次に橋がある。日本の都市にはたいてい川があり、川にかかる橋の上に人々が集まる。そこでその橋の上から周辺の山を見る「山見の聖軸」を設定したい。~~もうひとつ、小学校の校庭から山を見る視線も大切にしなければならないのではないか。これも「山見の聖軸」とすべきであろう。