「絵になる」まちをつくる

「絵になる」まちをつくる―イタリアに学ぶ都市再生 (生活人新書)

「絵になる」まちをつくる―イタリアに学ぶ都市再生 (生活人新書)

イタリアの町はどうして「絵になる」のか
日本の町はどうして「絵にならない」のか
という事実を、双方の歴史的・文化的観点から説明しているもの。



個性的な視点が多くて面白かったです。

  • イタリアでは、まちでの視界の大半を占めている建物が古く、その上を現代的なバスや車、人が歩いている。日本では、建物やバス・車など視界の大半が新しいもので、隅っこに、歴史的なものが佇んでいる。

このせいでイタリアでは古いものと新しいものが調和しているように見えるが日本ではそれがない。

  • 日本とイタリアは、敗戦国として同様に高度成長を経験したが、その後の不景気で都心部が衰退したときにとった行動が違うとか。
    • イタリアでは都心部での新規建設を抑制、同時に郊外でも開発抑制をしたそうです。これにより建設業界は、都心部での老朽建築物の修復・再生に力を入れるようになり。このような老朽建築物を(言い換えると歴史的建築物な訳ですが)、より高級な住宅として、もしくはオフィスという付加価値をつけて再資本化。
    • これに対し、日本では都心部容積率を上げて大規模な再開発ビルを建設、そこにオフィスや店舗を誘致して経済活動を活性化させようとしたそうです。


などなど。